皆さんこんにちは。
福岡市　西鉄天神駅すぐの歯医者【山下歯科医院】です。

「歯周病」と聞いて、どんなイメージをお持ちですか？
多くの方が、歯ぐきから血が出る程度のたいしたことがない病気と思われているでしょう。
ところが、歯周病は非常に恐ろしい病気なのです。

今回は、歯周病とはどのような病気であるのかについてお話いたします。

歯周病は「感染症」です

歯周病は、歯周病菌による「細菌感染症」です。

大人の病気だと思われがちですが、子どもから大人まで誰でも発症する可能性があります。

歯周病はうつります

生まれたての赤ちゃんのお口には、むし歯菌も歯周病菌も存在しません。
それが、人から人へと唾液を介して感染します。
そのため、食器の共有、キス、回し飲み、赤ちゃんへの食べ物の噛み与えや口移しなどでこれらの病気に感染する可能性があるのです。

歯周病が発症するメカニズム

感染したら絶対に歯周病になるというわけではありません。
歯ぐきや神経の残っている歯には血流があり、細菌への免疫力が働きます。
そのため、お口の環境が良ければ、歯周病を発症しないこともあります。

逆に、お口の中が不潔だったり、身体の調子が悪かったりすると発症しやすくなるので注意が必要です。

口の中が不衛生だと歯周病菌が増えてしまい、発症率が上がりますのでお気を付けください。

自分の歯でお過ごしの方も、義歯をお使いの方も、丁寧にお口をケアしてあげることが歯周病予防につながります。

インプラント治療をした方は歯周病にご注意

インプラント治療をした部分は、歯を抜歯し器具を入れるため、歯にあった血液の流れがなくなります。

血流が減ることで抵抗力が弱くなり、歯周病（インプラント周囲炎）にかかりやすくなりますので定期的なメンテナンスが必要です。

歯周病を防ぐだけではなく、インプラントを長持ちさせることにもつながりますので、定期検診を受診しましょう。

「国民病」「サイレントキラー」と呼ばれる歯周病

歯周病は、45歳以上の日本人の半数以上、全年齢では4割の人が罹患していると言われ、今や「国民病」とも呼ばれています。

参考：e-ヘルスネット（厚生労働省）「歯周疾患の有病状況」

ですが、自分が歯周病だとわかっていない場合も多くあります。

なぜなら、歯周病の初期症状は、歯ぐきの腫れ、出血、口臭などと大したものではないからです。
そして、静かに進行していくため、「サイレントキラー」とも呼ばれています。

歯周病を放置するとどうなるの？

歯周病を見過ごして放置していると、やがて歯周病菌が歯を支える歯槽骨(しそうこつ)を溶かしてしまい、歯を支えられなくなってしまい、歯が抜け落ちてしまいます。

また、歯周病は全身にも悪影響を及ぼします。
歯周病菌が血管や気管から体内に侵入し、心臓に入れば心筋梗塞、脳に入れば脳梗塞、肺に入れば誤嚥性肺炎、など、さまざまな重篤な疾患を誘発するのです。
ほかにも、認知症、妊婦さんの低体重児・早産のリスク増、糖尿病の悪化といった原因にもなることがわかっています。

歯周病のプロがサポートします

歯周病予防には、毎日の歯磨きなどの「セルフケア」と、歯科医院での「プロケア」でプラークをしっかり落とすことが大切です。

歯科医院では、歯周病の進行度の確認や、クリーニングで歯磨きでは落としきれないプラークや歯石の除去を行います。
また、毎日の歯磨きがしっかりと行えるよう、歯並びに合わせたブラッシング方法をアドバイスしてもらうのもおすすめです。

歯周病の治療と予防には自信があります。
福岡市天神の「山下歯科」は、お口と身体の健康を守るためにサポートさせていただきます。

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